農業・園芸用語集

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五十音リスト
葉腋(ようえき) 養液栽培(ようえきさいばい)
養液土耕(ようえきどこう) 幼芽(ようが)
葉茎菜類(ようけいさいるい) 幼根(ようこん)
葉序(ようじょ) 葉鞘(ようしょう)
葉身(ようしん) 容水量(ようすいりょう)
よう成りん肥(ようせいりんぴ) 溶脱作用(ようだつさよう)
葉枕(ようちん) 用土(ようど)
幼苗接種(ようびょうせっしゅ) 幼苗接ぎ木(ようびょうつぎき)
葉柄(ようへい) 葉面散布(ようめんさんぷ)
抑制栽培(よくせいさいばい) ヨトウムシ
呼び接ぎ(よびつぎ) 予冷(よれい)
四倍体(よんばいたい)
葉腋(ようえき)

葉が茎につく部分の上側で、普通ここに芽ができる。

養液栽培(ようえきさいばい)

水と養分を培養液の形で施して作物を栽培すること。培地の種類や培養液の供給方法によって分類され、れき耕・水耕・噴霧耕・ロックウール栽培などがある。

養液土耕(ようえきどこう)

土壌を培地として、作物が必要としている肥料成分、水分を必要な量のみ点滴潅水する方法をいう。「潅水同時施肥栽培」、「点滴養液栽培」などとも呼ばれる。

幼芽(ようが)

種子中の胚のうち、先端部分にある芽のこと。発芽後、この部分が生長し、茎となる。

葉茎菜類(ようけいさいるい)

キャベツやホウレンソウ、アスパラガスなど、葉や茎を食用とする野菜。

幼根(ようこん)

種子中の胚の一部分で、根の基となる部分。

葉序(ようじょ)

茎に対しての葉のつき方。各節に1つの葉がつく互生葉序、2つの葉がつく対生葉序、複数の葉がつく輪生葉序がある。

葉鞘(ようしょう)

単子葉植物において、葉の基部が茎を取り巻き鞘状になるものがあり、この部分を葉鞘と呼ぶ。根深ネギの白い部分がこれにあたる。

葉身(ようしん)

一般的に平らに広がった、葉の本体部分。

容水量(ようすいりょう)

100gの乾燥土が重力に逆らって保持できる水分量を容水量といい、土が水分を保持する力の強さを示すものである。

よう成りん肥(ようせいりんぴ)

弱アルカリ性の重い灰色の粉末で20%のりん酸を含む。このりん酸は水には溶けないが、くえん酸に溶ける。肥効は緩やかであるが高い。

溶脱作用(ようだつさよう)

水が土の成分を溶かして下層へ運ぶ作用をいう。

葉枕(ようちん)

葉柄の基部の膨れた部分。

用土(ようど)

セルトレイ・鉢や苗床で栽培するのに用いる土を用土という。肥料成分を適度に含み、病害虫がなく、保水性や排水性に優れたものをあらかじめ作っておく。

幼苗接種(ようびょうせっしゅ)

耐病性判定方法の一つで、特定の病原菌を用いて幼苗期に菌を接種し、抵抗性のテストを行うことをいう。限られたスペースでの大量の検定を目的として行う。

幼苗接ぎ木(ようびょうつぎき)

本葉2〜2.5枚のような幼苗で接ぐ方法で、プラグ苗の普及とともに接ぎ木作業が容易なことと、活着率が高いことから近年急速に広まっている。

葉柄(ようへい)

葉身(葉の主要部分)を支えて、茎に付着する柄のように細くなった部分。

葉面散布(ようめんさんぷ)

ヨーゲンなどを用いて葉に散布し、葉面から養分を吸収させることをいう。

抑制栽培(よくせいさいばい)

適期栽培(てっきさいばい)の後に続き、夏の終わり頃から初冬にかけて栽培することを抑制栽培という。ハウスを利用する場合は収穫が冬にわたる。

ヨトウムシ

下葉の裏に産みつけられた卵からふ化した幼虫が葉を食害する。幼齢時は薬剤が効くが、後は効きにくく、ハクサイなどの結球内に食い込んだものは駆除できない。5〜6月と9〜10月に多発する。定植前にオルトラン粒剤やパダン粉剤などを施し駆除する。捕殺が確実で効果が高い。

呼び接ぎ(よびつぎ)

穂木と台木の茎の側面を刃物で半分程度切り込み、両方の切り面を密着させて固定し、接着面が活着してから、台木は活着上部を、穂木は活着下部を切除して、接ぎ木を完了する。この方法を呼び接ぎという。

予冷(よれい)

野菜や果物を輸送、低温貯蔵する前に収穫後すぐに所定の温度まで品温を下げることを予冷という。適切な低温管理は青果物の鮮度維持に非常に効果的な手段である。

四倍体(よんばいたい)

二倍体の植物をコルヒチンで処理すると、染色体数が倍加して四倍体となる。
通常、四倍体は植物体が大きく、葉の緑も濃くなることが多い。