農業・園芸用語集

戻る

五十音リスト
ソイルブロック 草姿(そうし)
増収率(ぞうしゅうりつ) 早熟栽培(そうじゅくさいばい)
草勢(そうせい) 早晩性(そうばんせい)
草本性(そうほんせい) 草木灰(そうもくばい)
属(ぞく) 側芽(そくが)
側枝(そくし) 促成栽培(そくせいさいばい)
速成積肥(そくせいつみごえ) 蔬菜(そさい)
組織培養(そしきばいよう) 組織培養苗(そしきばいようなえ)
粗植(そしょく) 速効性肥料(そっこうせいひりょう)
側根(そっこん) 外芽(そとめ)
ソイルブロック

練り床育苗の方法で作った用土を一定の大きさの立方体に整形したものをいう。播種・育苗用に用いる。

草姿(そうし)

草型とも言い換えられるが、立性や開張性など、それぞれ固有の特徴を示し、特に商品性や収量に関係の深い形質である。

増収率(ぞうしゅうりつ)

標準の肥料による収量に対して、他の肥料による収量を比べた数値をいい、肥効率(ひこうりつ)ともいう。栽培方法などの効果を比較する場合にも用いる。

早熟栽培(そうじゅくさいばい)

栽培の型の一つで、育苗だけを温床で行い、トンネルや露地へ植え付ける栽培をいう。

草勢(そうせい)

茎葉の伸長する勢力のことで、野菜や花の作りやすさに関係する。

早晩性(そうばんせい)

ある品種の収穫までに要する栽培期間の長さを示す分類。大まかには、栽培期間の短いものから、早生、中生、晩生の順になる。

草本性(そうほんせい)

草としての性質。

草木灰(そうもくばい)

草や木を燃やしてつくった有機質肥料。速効的で、特に花や実をつけるのに重要なリンサン・カリ分が多く含まれる。石灰分も含むため、酸度矯正効果もある。

属(ぞく)

18世紀半ばスウェーデンの博物学者リンネが提唱した動植物分類に基礎をおく生物の自然分類法における段階のひとつ。種の上、科の下の段階。(門・綱・目・科・属・種)。

側芽(そくが)

茎の側面につく芽のこと。種子植物では葉腋につくので、腋芽ともいう。

側枝(そくし)

「わき枝」のこと。幹や茎から直接出る枝を一次側枝、一次側枝から出る枝を二次側枝と区分することもある。

促成栽培(そくせいさいばい)

収穫の前進をねらって、育苗から収穫の終わるまでハウスあるいは温室で栽培する方法をいう。特別な温暖地は加温しないが、それ以外の地域では加温する。出荷は冬の終わりないし、春早くから始まる。

速成積肥(そくせいつみごえ)

ワラ類に石灰水・硫安・下肥・石灰窒素などをかけてワラの腐敗発酵を促し、短期間のうちにうまや肥に近いものを作りあげる。これを速成積肥または速成堆肥(そくせいたいひ)という。

蔬菜(そさい)

かつては、副食用の栽培植物(作物)をこのように呼び、栽培されていない(野生のもの)ものを野菜と呼び区別していたが、今日では野菜と全く同義の言葉として扱われている。

組織培養(そしきばいよう)

生物体から無菌的に組織片を取り出して、ガラス器内の人工培地上で増殖させること。
植物では実際にラン・ユリ・イチゴなどの大量増殖に用いられている。

組織培養苗(そしきばいようなえ)

健全な親株の一部(脇芽など)を用い、組織を培養して増殖させ、鉢あげして作った苗のことを組織培養苗という。また、茎頂組織を培養して作ったものをメリクロン苗といい、ウイルスフリー苗が得られるため重要な技術である。

粗植(そしょく)

単位面積当たりの栽植本数を一般的な基準より少なめにすること。

速効性肥料(そっこうせいひりょう)

効き方の速い肥料を速効性肥料という。例えば硫安や尿素などがある。1回に多量を施すと障害(肥やけ)が発生するので、分けて施すよう注意が必要。

側根(そっこん)

茎に連なる主軸である主根に対し、その側面に生じる細い根を側根という。

外芽(そとめ)

何本もの枝からなる株の、外側に向いて出ている芽のこと。