農業・園芸用語集

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五十音リスト
エアレーション 栄養生長(えいようせいちょう)
栄養繁殖(えいようはんしょく) A.A.S.(エーエーエス)
APG分類(エーピージーぶんるい) 腋果(えきか)
腋芽(えきが) 液肥(えきひ)
疫病(えきびょう) エスレル
枝抜き(えだぬき) 越冬野菜(えっとうやさい)
越年草(えつねんそう) エディブルフラワー
N - P - K(エヌ・ピー・ケー) FRP鉢(エフアールピーばち)
F1(エフワン) 塩化加里(えんかかり)
園芸植物(えんげいしょくぶつ) 園芸療法(えんげいりょうほう)
円錐花序(えんすいかじょ) 塩積・塩類濃度障害(えんせき・えんるいのうどしょうがい)
エアレーション

芝生面に農業用フォークやレーキで穴を開けていく作業。主に春先に行う。芝生の根に新しい空気を補給して、力強く発芽させる目的で行う。スパイキング。

栄養生長(えいようせいちょう)

花や子房などの生殖器官に対し、葉や茎のことを栄養器官という。栄養器官のみを茂らせる生育のことを栄養生長という。(生埴生長・せいしょくせいちょう参照)

栄養繁殖(えいようはんしょく)

タネでの繁殖に対して、挿し木、接ぎ木、取り木、株分け、組織培養などで繁殖する方法をいう。

A.A.S.(エーエーエス)

オール・アメリカ・セレクションズ=北アメリカ大陸の家庭園芸の普及に向けて、1932年に設立。現在、世界で最も優れた新しい品種が集まる審査会として評価されている。A.A.S.受賞品種に与えられるエンブレムは、家庭園芸のシンボルマークとまで言われ、世界中の育種家あこがれの存在となっている。

APG分類(エーピージーぶんるい)

従来、植物はその形態を元に分類が行われてきたが(自然分類)、遺伝子解析を元にした新たな分類法をAPG(被子植物系統分類グループ)分類という。

腋果(えきか)

多肉果、湿果ともいい、多肉化した果皮が成熟後も水分を多くもっている果実。

腋芽(えきが)

茎の側方につく芽。側芽とも言うが、種子植物の場合、側方の芽は葉腋(ようえき)から出るので、特にこう呼ぶ。

液肥(えきひ)

普通の肥料は粉状または粒状であるが、液状の肥料を液肥あるいは液体肥料という。

疫病(えきびょう)

トマトやジャガイモに多く発生する病害で、病害の進み具合が速くて激しい。葉や茎、果実が黒くなって腐る。

エスレル

生長調節剤(せいちょうちょうせつざい)の一種で、花数の増加や熟期の促進に効果がある。エスレルは植物に吸収されるとエチレンに変わる。

枝抜き(えだぬき)

樹木の込み合った枝を切り取って整理し、日当たりや風通しをよくすること。「間引き剪定」ともいう。切る場合は、枝のつけ根ギリギリのところで切ること。そうしないと再び発芽してしまい、かえって枝が込み合うことになるおそれがある。

越冬野菜(えっとうやさい)

秋〜冬の初めに栽培を開始し、冬を越して翌春以降に収穫をする野菜のこと。タマネギやソラマメなど、生育に寒さが必要な野菜が例として挙げられる。

越年草(えつねんそう)

秋ごろに発芽し、越冬して翌年の春〜夏ごろに開花結実する草花。冬型1年草。

エディブルフラワー

食材として用いられる花のこと。

N - P - K(エヌ・ピー・ケー)

N=チッソ、P=リン酸、K=カリのことで、肥料袋にはこの3要素がどの程度含まれているか記されている。
例)N-P-K=8-8-8(肥料100g当たり、3要素が8gずつ含まれている)

FRP鉢(エフアールピーばち)

ガラス繊維などを含ませた繊維強化プラスチック(FRP)製の鉢。

F1(エフワン)

(>>>一代雑種

塩化加里(えんかかり)

加里肥料の一種で、加里成分は60%。記号はKCL。副成分の塩素が、土中の石灰と化合して石灰を流失させ、土を酸性にする欠点がある。しかし硫酸加里より安価なので、かなりよく使用されている。タバコ・デンプン作物には適さないが、繊維作物に適する。

園芸植物(えんげいしょくぶつ)

人が栽培する植物のうち、園芸に利用されるもので、観賞植物、果樹、野菜をいう。大多数が品種改良されたものである。

園芸療法(えんげいりょうほう)

運動能力や精神状態など、心身の健康状態を改善するために園芸活動を取り入れた治療法。ホーティセラピーとも呼ばれる。

円錐花序(えんすいかじょ)

植物全体の外観が円錐形になる花序。

塩積・塩類濃度障害(えんせき・えんるいのうどしょうがい)

化学肥料は各種の無機塩類を伴っている。施肥に伴う土中のこれら塩類は、土壌溶液の濃度を高め、その結果として根の養分吸収を妨げ、さらには根を損傷する。また同時に、土壌の酸性化を進め、地上へは生育に有害な酸性ガスを排出する。
施設栽培の場合、土中の塩類は降雨による流亡もなく、換気も室外のように十分でないため、作物は地下部地上部ともに障害をうけるので、塩積とか塩類濃度障害と称して、特に重視されている。対策には多肥、特に酸性肥料の施用を避けること、石灰の合理的施用、換気、土の過湿・過乾に留意することが大切である。