農業・園芸用語集

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GMO(ジーエムオー)
遺伝子組換え作物(Genetically Modified Organism)。ある生物の遺伝子の一部を別の生物に組み入れる、遺伝子組み換え技術を用いて開発された作物。害虫への抵抗性を有したトウモロコシや、除草剤耐性を備えたダイズなど。
シード・バーナリ型
バーナリゼーションの場合で、タネが吸水し発芽に動いている状態プラスー定の低温があれば低温感応するタイプで、ハクサイ類やダイコンがこれに属し、春どり栽培で問題になる。
シードテープ
シードテープはタネを一定粒数ずつ、一定間隔に封入したテープをいう。テープの主原料は水溶性ポリマーである。野菜及び花のタネの省力播種法として普及している。
シードパン
花の栽培ではタネをまく際、浅い専用のはちを使うことがある。普通30cm×30cmの角形で、これをシードパンという。
シードプライミング
タネの発芽率、発芽勢および実生の初期生育の促進を図ることを目的として、タネに施す各種処理をいう。
地植え(じうえ)
鉢などの容器に植物を植えることに対し、地面に直に植えて育てることを地植えという。
シェード栽培(しぇーどさいばい)
短日植物の花芽分化を促すため、資材を用いて遮光を行い、短日条件を作り出す栽培方法。遮光栽培。
自家受粉(じかじゅふん)
自花受粉(じかじゅふん)とも書く。これは一つの花の雌しべに、同じその花の花粉をつけること、または同一株の異なる花相互間で行う交配のことをいう。
自家不和合性(じかふわごうせい)
不和合性(ふわごうせい)を参照。
直まき(じかまき)
タネを花壇などに直接まく方法。移植を嫌う直根性植物などに用いられる。
師管(しかん)
植物の維管束組織のうち師部にある、葉で生成された有機養分の通路のこと。
四季咲き性(しきざきせい)
特定の開花期がなく、年間に何回も繰り返して咲く性質のこと。冬は低温のため、戸外ではほとんど咲かない。
四季なり性(しきなりせい)
その植物本来の開花時期以外であっても、開花・結実する性質のこと。生産の観点からは、周年栽培が可能という利点がある。
敷きワラ(しきわら)
乾燥や雑草、泥はねを防ぐために、株元や畝の上に広くワラを敷くことをいう。
自根苗(じこんなえ)
接ぎ木苗の項目を参照。
糸状菌(しじょうきん)
かびのことをいう。糸状の菌子体を形成する病原菌で、フザリウム・バーティシリウム・ピシウム菌などがあり、これによる代表的な病気として萎凋病、半身萎凋病、苗立枯病などがある。
自殖弱勢(じしょくじゃくせい)
自殖を繰り返すと、色々な性質はよく揃うようになるが、トウモロコシ・アブラナ科・セリ科・ユリ科・そ菜などは、草勢がたいそう弱まる。この現象を自殖弱勢という。
雌ずい(しずい)
雌しべのこと。
自生(じせい)
人工的に植え付けたものでなく、自然に初めからその場所に生えていること。ただし、外国の植物が日本で勝手に生えている場合は、日本の自生植物とはいわない(帰化植物)。
施設園芸(しせつえんげい)
ビニールハウスやガラス室などの施設で、野菜や花を作る農業を施設園芸という。近年は、昼夜の気温・湿度・Co2濃度・地温などの制御や、換気や潅水などを機械化して自動化するなど、施設の充実が進められている。
自然交雑種(しぜんこうざつしゅ)
人工的に交配してつくり出したものではなく、自然に他の種類や品種の花粉がついて生じた植物のこと。
下根(したね)
ユリの場合で球根の下から出る根のことで、植物体を支える太い根をいう。
支柱(しちゅう)
株が倒れないよう、また枝や蔓(つる)を思うように配置するために用いるものを支柱という。細竹やパイプが使われているが、キュウリや草花では網も用いられる。
湿害(しつがい)
排水不良なところでは、土壌中の酸素が乏しく、根の呼吸が阻害されることで作物の生育が著しく低下する。対策として、畝を高くすることや、排水溝の整備、サブソイラー、暗渠の埋設などがある。
指定産地(していさんち)
野菜の価格安定のため、指定消費地域に対する指定野菜の計画的安定供給を目的として定められた生産地のことである。
指定野菜の種類、その作付面積と生産・出荷量が決められており、産地に対しては最低価格が保証される。
指定野菜(していやさい)
農林水産省が、野菜生産出荷安定法および野菜生産出荷安定法施行令によって定めた野菜。指定されている品目は、国民生活において相対的に消費量が多い、キャベツ、キュウリ、サトイモ、ダイコン、トマト、ナス、ニンジン、ネギ、ハクサイ、ピーマン、レタス、ホウレンソウ、タマネギ、バレイショ(ジャガイモ)の14種である(2022年現在)。
地ばい栽培(じばいさいばい)
つる性の野菜(カボチャなど)を育てる際、支柱につるを誘引するのではなく、地面にはわせる栽培方法のこと。
ジベレリン処理(じべれりんしょり)
植物ホルモンの一種であるジベレリンを、生長調節物質として農業に利用すること。具体的な用途は、茎の伸長促進、開花調節、発芽促進などである。
ジベレリン
植物の生長を促進する作用をもった植物ホルモンの一種で、シクラメンなどはこの薬品によって開花を早めることができる。
子房(しぼう)
雌しべの一部で、花柱の下に接して肥大した部分。下端は花床上に付着し、中に胚珠を含む。受精後、種子を入れる果実となる。
子房柄(しぼうへい)
特にラッカセイにおいて、花が枯れた後に土の中に入っていくところ。この先端が地中でふくらみ、種子が入った莢になる。
しみ腐病(しみぐされびょう)
ニンジンの根に発生する土壌病害。症状は、初め根面に水浸状の小斑点が現れ、やがて径3〜5mmの円形または長円形の褐色水浸状となり、病斑中央に縦の亀裂を生じる。収穫時に被害根が混入すると、輸送中に被害が進み、市場病害として問題になることがある。主にピシウム菌が原因とされているが、フザリウム菌など諸説あり、根部に現れる病斑を総称してしみ症と呼ばれている。対策として、根の肥大時期に排水をよくすることが重要とされる。
遮光(しゃこう)
光を遮ること。植物の栽培上で使う意味は、直射日光を遮るために、ネットやよしずなどで覆いをすること。
遮光栽培(しゃこうさいばい)
短日処理で開花期を調節したり、強光線を一定の程度に遮(さえぎ)るために日除けをしたりする栽培をいう。シェード栽培ともいう。また、遮光栽培に用いる資材を遮光資材という。遮光ネット・寒冷紗・よしずなど。
遮光資材(しゃこうしざい)
遮光栽培に用いる資材を遮光資材という。遮光ネット、寒冷紗、よしず、など。
雌雄異花(しゆういか)
葉を含む枝全体。園芸では、木の根元や株元から長くのび出た若枝をいう。
雌雄異株(しゆういかぶ)
雄花と雌花とが異なる株に生ずるもので、アスパラガス・ホウレンソウ・イチョウなど、その例は少ない。なお、ウリ科の植物のように雌花と雄花とが1株上に生ずるものを雌雄同株という。
集散花序(しゅうさんかじょ)
花のつき方および花のついた枝全体を花序という。集散花序とは、花が上(頂花)から下に向かって咲き進むもの。
十字花植物(じゅうじかしょくぶつ)
アブラナ科植物など、4枚の花弁が十字に見えるもののこと。
集団選抜法(しゅうだんせんばつほう)
品種の一株一株に性質の違いがある場合、その内から目的の性質を現している株を集め、それらの間で交雑させてできたタネを育て、前年に選んだ性質がどのように現れているかを調べる。このやり方を繰り返して、目的とする性質を持つ株に揃える。このような改良の方法を集団選抜法という。
シュート
葉を含む枝全体。園芸では、木の根元や株元から長くのび出た若枝をいう。
周年栽培(しゅうねんさいばい)
作型の組み合わせを工夫するなどして、ある一つの品目を一年中栽培すること。
秀品率(しゅうひんりつ)
全体収量の中で良品が占める割合。
就眠運動(しゅうみんうんどう)
植物の日周期運動の一つ。葉が夜間に閉じたり下垂したりする運動などをいう。昼夜運動。
収量漸減の法則(しゅうりょうぜんげんのほうそく)
施用する肥料を増やすと収量が多くなるが、施用量と収量とは平行して増加しない。次第に収量の増加が少なくなり、ついにはもはや収量が増えない点、すなわち最高収量に達する。このように収量増加が、施肥量の増加に伴わないで次第に少なくなることを、収量漸減の法則といい、収穫逓減(しゅうかくていげん)の法則ともいう。
重力水(じゅうりょくすい)
地上に溜まっている水、地下に浸透する水、地下水などのように、重力によって土の粒子間を自由に移動する水をいう。
樹冠(じゅかん)
樹木の枝や葉によってつくられる冠状に茂っている部分。種によって一定の特徴のある形状を呈するのが一般的。
種間雑種(しゅかんざっしゅ)
優良品種を育成するためには、異種属と交雑させること(種間交雑)によって有用遺伝子を導入して、これまでの種内交雑育種では期待できなかった有用形質を持つ品種を育成する。
主根(しゅこん)
種子から発生した幼根が伸長したもの。双子葉植物では主根が旺盛に伸長し、主根の側面からは細い側根が分岐している。一方、単子葉植物では主根と側根の区別がつかず、多数の不定根が発生する(ひげ根)。
主枝(主茎)(しゅし)
双葉の間から出た最初の枝が伸長して、株の中心となったもの。つる性の植物では親づるという。
種子(しゅし)
種子植物において、子房内にある胚珠が受精し、成熟したものをいう。
種子系(しゅしけい)
タネから育てる系統のこと。実生系(みしょうけい)ともいう。
種子消毒(しゅししょうどく)
安全に発芽・生育させる目的で、薬品や温湯・乾熱などによりタネの殺菌をすることをいう。
種子伝染(しゅしでんせん)
病原体に汚染された種子から病気が発生すること。
種子休眠(しゅしきゅうみん)
完熟した種子が、発芽に適した環境下であっても発芽しない状態になっていること。成熟に伴い自然に誘導される休眠を「一次休眠」と呼び、発芽を妨げる何らかの要因で誘発される休眠は「二次休眠」と呼ばれる。
種子繁殖(しゅしはんしょく)
野菜や草花の多くは、タネによって殖やす。このようにタネによって殖やすことを種子繁殖という。樹木や花木は普通、接ぎ木や挿し木によって殖やすが、これを栄養繁殖という。
樹勢(じゅせい)
木の勢いのこと。おう盛に育っているものを「樹勢がよい」と表現する。
受精(じゅせい)
卵子と精子が融合すること。高等植物では、花粉が雌しべの柱頭につく(受粉)と発芽して花粉管を伸ばし、中の精核が卵細胞内の雌性核と融合する(受精)ことによって行われる。
宿根草(しゅっこんそう)
根が土中で生き続けるので、長年株が残り、毎年開花するような草花を宿根草という。これにはキク・カーネーション・ハナショウブなどたくさんの種類がある。一般には多年草とも呼ばれる。
種皮(しゅひ)
珠皮が変化したもので、種子を囲んでいる皮状の部分。
種苗法(しゅびょうほう)
農林水産業の発展のため、品種の育成の振興、および種苗の流通の適正化を図ることを目的に、主に新品種の保護のための品種登録に関する制度、指定種苗の表示に関する規制などについて定めている法律。2020年、登録品種の海外への持ち出しや自家増殖の制限を盛り込んだ改正がなされた。
受粉(じゅふん)
花粉を雌しべの頭につけることをいう。人手でつけることを人工受粉(じんこうじゅふん)といい、風や虫が媒介となって受粉することを、それぞれ風媒(ふうばい)受粉、虫媒(ちゅうばい)受粉という。
授粉樹(じゅふんじゅ)
自分の花粉では結実しない花に結実させるため、花粉を与える木。主に果樹栽培で用いる。
シュロ紐(シュロひも)
ヤシ科の常緑高木シュロの幹を包む毛をより合わせてつくったヒモ。
順化(じゅんか)
植物が気象条件などに適応し、体質が変化する現象。養生中の育苗を外気温に適応させること(馴化)。
純系(じゅんけい)
作物の品種や系統で、更に自家受粉や近親交配を続けると、形質は一層揃ってくる。このような系統を純系という。品種改良の過程として重要である。純系は草勢が弱まる場合が多い。
子葉(しよう)
植物の生長過程において、はじめに形成される葉のこと。被子植物のうち、単子葉類は1枚、双子葉類は一般的に2枚の子葉を出す。
条間(じょうかん)
タネのまき条とまき条、または苗の植え条と植え条の間の間隔。狭すぎると軟弱徒長しやすく、広すぎると本数が入らず収量が上がらない。
蒸散(じょうさん)
体内の水分を、主として葉から水蒸気として体外に出すこと。
硝酸化成作用(しょうさんかせいさよう)
アンモニアが亜硝酸に、そしてさらに硝酸に変化するのを硝酸化成作用という。この作用は好気的な条件下で、亜硝酸菌と硝酸菌の働きで起こる。
硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)
肥料の窒素には三つの形態があり、そのうちの一つが硝酸態窒素である。この形態で植物に吸収されやすいが、水に溶けやすく、土にほとんど吸着されないので、流亡しやすい。
消石灰(しょうせっかい)
石灰質肥料の一つ。生石灰に水を加えたもので、水酸化カルシウムが主成分である。
焼土法(しょうどほう・やきつちほう)
土の中の病害虫をとり除く手段の一つ。100℃くらいで10分間、かき混ぜながら熱し、後にコモをかけるなどして、4〜5時間、60〜70℃に保つ。オートクレーブという高圧反応釜を用いる場合もある。
醸熱材料(じょうねつざいりょう)
苗床に必要な温度を与えるため、床の底に有機物を詰め込み、その腐敗発酵によって生ずる熱を利用する。この場合の有機物を醸熱材料といい、稲ワラが最も多く用いられる。
商品化率(しょうひんかりつ)
収穫される作物のうち、販売されるものの割合をいう。
常命種子(じょうめいしゅし)
寿命(発芽力を維持している期間)が2〜3年の種子。
小葉(しょうよう)
葉身が2枚以上に分かれた複葉において、個々の葉を小葉と呼ぶ。
照葉樹(しょうようじゅ)
カシ、シイ、ツバキなど、葉の幅が広く、日光を受けやすい形になっている常緑広葉樹で、亜熱帯から暖温帯にかけて広く分布している。
常緑(じょうりょく)
植物が1年中緑色の葉をつけていること。または、1年中地上部が枯れずに残っていること。
省力栽培(しょうりょくさいばい)
機械化や共同化など何らかの手段方法によって、従来よりも労力を少なくするか、不要にするような栽培法をいう。
植生(しょくせい)
ある場所に生育している植物の集団。荒原、草原、森林などはその例。
植物生長調節剤(しょくぶつせいちょうちょうせつざい)
植物の生育(伸長、開花、結実など)に対して作用する物質を含む、作物の生育調節に用いられる薬剤。
初生葉(しょせいよう)
ダイズなどで、子葉の展開後、本葉に先んじて出る葉。
除草剤(じょそうざい)
雑草を防ぐ目的で使用する薬剤をいう。除草労力の節減に大きく役立っている。選択性のトレファノサイドや非選択性のラウンドアップなどがあり、利用にあたっては対象となる作物や雑草の種類に応じた選択が必要となる。
除雄(じょゆう)
花の雄性器官の機能を除く操作。果菜類を中心としたF 1 採種では欠かせない操作である。
尻腐病(しりぐされびょう)
トマトの果実に発生する病害で、幼果の先端部に黒色のくぼみができ、商品価値をなくしてしまう。これは病原菌が原因ではなく、乾燥などによる石灰の欠乏によるもので、生理障害だといわれている。
白絹病(しろきぬびょう)
植物の病害。菌類の白絹病菌の感染による。根や地際部の茎が腐敗し、その表面を灰白色の病原菌の菌糸が網状におおう。ナスの白絹病など。
シンクイムシ
ハイマダラノメイガという蛾の幼虫のことで、発芽後まもない小苗に生みつけられた卵からふ化して、小苗の芯(生長点の部位)を食い荒す。
深耕(しんこう)
深く耕す作業のこと。それによって土壌の物理的性質や化学的性質を改善し、それに伴う土中微生物の活動をよくすることで、耕土の生産力を高める。
この作業は冬季に行って、土塊を風化させることが好ましい。
人工種子(じんこうしゅし)
受精によらないで、植物のカルス(植物の一部を切り取り植物ホルモンを含む培地上で培養した時にできる未分化の細胞塊)から不定胚(タネの中にある胚に似た器官で、将来芽や根になる生長点が備わり遺伝的にも安定している)を大量生産して、それをゼリー状のカプセルに封入したタネで、天然のタネと同様に圃場にまき、正常な植物体を得ることができる。
人工授粉(じんこうじゅふん)
人の手を介して行われる受粉(花粉が雌しべの先端に付着すること)。自然状態では受粉しにくい場合や、育種を目的とする場合などで行われる。
人工繁殖(じんこうはんしょく)
いろいろな方法によって、自然のままでは不可能・不十分な繁殖を助長することをいう。例えば、ユリのりん片繁殖やその他組織培養などによる増殖をいう。
新梢(しんしょう)
新しく伸び出た枝のこと。1年枝、1年生枝と同じ。
深層施肥(しんそうせひ)
肥料を施す位置も施肥効率を上げるうえで大切なことであり、表層施肥・全層施肥・深層施肥の方法がある。深層施肥は50〜70cmの深さの深溝やタコツボを堀り、土中深く施肥する方式で、労力を要するが根群を深く導き、生育後期まで草勢を保つことができる。
心土(しんど)
耕土(こうど)に続く下層を心土といい、耕運(耘)・施肥などの栽培操作に直接関係を持たないが、心土の適否は生育や作柄に大きく影響する。
浸透移行性(しんとういこうせい)
主に殺虫剤で使われる用語。散布したり、根元に施した薬剤が葉や根からしみ込んで、植物の体の各部に移っていく性質のこと。農薬が害虫に直接かからなくても、食害すると殺虫効果が得られる。一般に効き目が長く保てる。
唇弁(しんべん)
左右対称の花の花冠の中でくちびる状に見える花弁や裂片のこと。スミレの仲間やシソ、ランなどの仲間で見られる。
針葉樹(しんようじゅ)
アカマツ、クロマツ、スギ、ヒノキなど、細い針状〜鱗片状のかたい葉をもつ樹木で、温帯から寒帯にかけて広く分布している。
親和性(しんわせい)
果菜類などで接ぎ木栽培を行う場合、台木の種類により活着後も順調に生育し良好な結実をする組合せを親和といい、活着しないか、あるいは活着しても異常発育を呈し実用価値のない組合せを不親和という。
また、二つの品種なり種類なりを交配し、受精して発芽力のあるタネができる場合、この二つの間には交配親和性があるという。