農業・園芸用語集
め
●芽かき(めかき) | ●芽出しまき(めだしまき) |
●芽接ぎ(めつぎ) | ●目土(めつち) |
●目通り(めどおり) | ●芽もの(めもの) |
●メリクロン |
芽かき(めかき)
目的とする収穫物や栽培方法に適していない不要な芽を取り除くこと。徒長や不必要な着花を避け、草姿を整えるために行う。キク栽培などでは、わき芽だけを除くと頂芽に栄養分が集中し、大きくてよい花を咲かせることができる。
芽出しまき(めだしまき)
発芽を一斉にするため、発芽し始めたタネをまくことを芽出しまきという。つまり、タネを一昼夜ほどぬるま湯に浸して十分に吸水させ、これを所要の適温に保つと、よく揃って発芽を始めるので、これをまきつける。
芽接ぎ(めつぎ)
芽を台木に癒着させる接ぎ木法を芽接ぎという。果樹で多く用いられる。
目土(めつち)
シバ張りにともなう作業の一つで、シバを張った次の年には根茎が地表に伸び出すから、土をふりかけてローラーで押さえつけ、この根茎を埋める。これに用いる土を目土という。
目通り(めどおり)
立木の、目の高さの位置での幹の太さ。
芽もの(めもの)
発芽した若い小さい茎葉を目的とした栽培を芽もの栽培という。カイワレダイコン・芽ジソ・べニタデなどがこの一例である。
メリクロン
茎頂培養によって育成された苗のことで、実生苗と区別している。カーネーション・キク・イチゴなどのウイルスフリー株や、ランの無菌培養による増殖株がある。