農業・園芸用語集

や
●八重鑑別(やえかんべつ) | ●八重咲き(やえざき) |
●葯(やく) | ●薬害(やくがい) |
●薬剤散布(やくざいさんぷ) | ●葯培養(やくばいよう) |
●野生種(やせいしゅ) | ●やなぎ芽(やなぎめ) |
●夜冷育苗(やれいいくびょう) |
八重鑑別(やえかんべつ)
八重咲きの品種(ストックなど)において、栽培時に一重株と八重株を見分け、八重株のみを選別する作業。
八重咲き(やえざき)
花弁の数が通常の数よりも多いもの。一種の奇形だが、観賞価値が高いため、花き園芸では八重咲きが一般的な品種もある。
葯(やく)
雄ずいの一部で、花粉を形成する袋状の器官。
薬害(やくがい)
農業上は、農薬を施用した結果、これが直接の原因となってもたらされる作物の生理障害を言う。幼苗時や軟弱栽培、高温期に症状が出やすい。一般的な薬害とは、医薬品の使用による医学的に有害な事象のうち社会問題となるまでに規模が拡大したもの。
薬剤散布(やくざいさんぷ)
病害や虫害の予防・殺菌・駆除のために農薬を散布することをいう。
葯培養(やくばいよう)
雄しべの先端にある葯(花粉の入った袋)を取り出し、寒天培地上で無菌的に培養し花粉から直接、植物(半数体)に育て上げる方法。遺伝的に固定した植物を得る技法として用いられる。
野生種(やせいしゅ)
栽培されている植物、つまり作物に対し、自然に自生している植物を野生種という。
やなぎ芽(やなぎめ)
キクの花芽分化やその発育には日長の影響が大きく、花芽の分化が始まってもその後の日長が適当でないと分化がうまく進まないため、正常な花芽ができない。このような不完全な芽をやなぎ芽という。
夜冷育苗(やれいいくびょう)
果菜類や花きの育苗方法で、日中は苗の生育適温(中・高温)、夜間は比較的低温で管理して、花芽分化や開花の促進、苗の徒長防止を図る。