農業・園芸用語集
ね
根傷み(ねいたみ)
肥料の過剰で、根が傷んでしまうこと。肥やけともいう。
根腐れ(ねぐされ)
植物栽培中に根が腐ること。根の腐る要因は多種多様であるが、どの場合も一応根腐れという。
ネコブセンチュウ
センチュウ(ネマトーダ)の一種。作物の根、特に先端に寄生し、こぶを多数作り、作物を弱らせる。
根こぶ病(ねこぶびょう)
土から伝染する病害の一つで、根にこぶを作り生育を妨害する。アブラナ科の野菜が侵されやすく、大きな問題となっている。
根挿し(ねざし)
根を切り取って、これを挿し木して繁殖すること。
根締め(ねじめ)
庭石や灯籠、庭の立木、鉢植えの木などの根の周り(足元)に植える小草。
ネダニ
ネギ・タマネギ・ニンニクなどの野菜や、ユリ・スイセン・チューリップなどのユリ科植物に被害を及ぼす害虫。別名球根ダニともいう。
根付け肥(ねつけごえ)
植え付けた苗をうまく活着させて、早く調子よく生育させる目的で施す肥料を根付け肥という。たいてい定植の4〜5日前に植え穴を作り、その上に施す。待ち肥、またスターターともいう。
熱帯性植物(ねったいせいしょくぶつ)
熱帯、つまり四季らしい季節の変化がなく、いつも高温のもとで育っている植物のこと。日本のたいていの地方では、防寒しないと育てるのは困難。
ネット栽培(ネットさいばい)
支柱の代わりにネットを張って倒伏を防ぐ。これをネット栽培という。
根詰まり(ねづまり)
鉢の中で植物の根が繁茂し過ぎ、生長に悪影響が出ること。
根鉢(ねばち)
鉢の中などで、植物の根と、根についた土壌の集まりのことをいう。
根張り(ねばり)
土中における作物の根の分布状態。一般的には根が土中に十分に広がっている方がよいとされる。
根伏せ(ねぶせ)
根挿し。挿し木の種類で、根を切り取って、これを挿し木して繁殖すること。
根巻き苗(ねまきなえ)
畑から掘り上げ、土のついた根をわらなどで巻いた苗のこと。鉢で育苗されるポット苗に対する言葉。
根回し(ねまわし)
植え傷みを少なくする手法のひとつ。掘り上げる予定の根の直径および深さにあらかじめ根を切っておき、切り口近くから新しい根を出させておいて、移植したときの植え傷みを軽減する。長年植わっていた大きな木の移植に際して行う。
稔性(ねんせい)
受粉してタネができることを、稔性があるという。
粘土(ねんど)
土の粒子のうち、径が0.01mm以下のものを粘土という。