農業・園芸用語集
す
●髄(ずい) | ●水耕(すいこう) |
●吸込性(すいこみせい) | ●水生植物(すいせいしょくぶつ) |
●水溶性りん酸(すいようせいりんさん) | ●す入り(すいり) |
●水和剤(すいわざい) | ●条植え(すじうえ) |
●条腐病(すじぐされびょう) | ●条まき(すじまき) |
●ストロン | ●スプリンクラー |
●スプレー咲き | ●素焼き鉢(すやきばち) |
●ずらし |
髄(ずい)
植物の茎や根の中心部に見られる、環状に並んだ維管束で囲まれた部分。
水耕(すいこう)
養液栽培の代表的な方法で、ベッドの表層または根鉢だけに培材を用いて根を液中に伸ばす方法。根に対する養液の供給と酸素の補給が重要となる。
吸込性(すいこみせい)
ダイコンなどで主根の肩部分が、土の中に入る性質。
水生植物(すいせいしょくぶつ)
池や川、湖沼などの水中や水辺に生育する植物の総称。
水溶性りん酸(すいようせいりんさん)
りん酸一石灰(CaH4P2O8)・りん酸アンモニウム(NH4)H2PO4・りん酸カリウム(KH2PO4)などのように、水に溶ける形のりん酸をいう。過りん酸石灰やりん安系の肥料のりん酸はこの形態の成分を含んでいる。
す入り(すいり)
ダイコンやカブの根身の中におきる異常の一種で、内部の細胞がだめになり、そのために空洞ができる。これをす入りという。収穫が遅れた場合や、何かの障害で肥大が停滞した場合に起こりやすい。
水和剤(すいわざい)
農薬のうち、水や油類に溶けにくい有効成分は水和剤として実用に供する。粉状であるが、水に入れると壁土を水で溶かしたような濁った液となる。これをこん濁液と称し、噴霧器などで散布する。殺菌剤に多く見られる。
条植え(すじうえ)
苗を列状に植える植え方をいう。
条腐病(すじぐされびょう)
トマトの果実に発生する生理病。果皮近くの導管が褐変し硬くなるもので、光線不足や栄養過多の場合に発生が多い。
条まき(すじまき)
タネまきの方法として、適当な間隔の条をつくり、この条にまきつけるやり方をいう。
ストロン
ほふく枝のこと。茎全体が地を這うように伸びて、節ごとに根を下ろしているもの。
スプリンクラー
噴口が回りながら散水するように工夫された潅水装置で、噴口のついた立ちあがりパイプを送水管で連結して使用する。
スプレー咲き
バラ・キク・カーネーションなどの切り花は、普通、中心の一花のみを咲かせ、周辺の蕾は取り除くが、これらをそのまま開花させて切り花に利用するものをスプレー咲きという。蕾かきが省略でき、賑やかに咲いて盛り花などに適している。
素焼き鉢(すやきばち)
陶器(とうき)は表面にうわ薬を塗って焼きあげるが、うわ薬を塗らないで焼きあげるのを素焼き(すやき)といい、植物を育てるのに適している。うわ薬を塗った鉢よりも通気性がよい。
ずらし
苗を本畑に定植する場合、植え傷みを少なくする目的で、苗を掘りあげず、苗床内で土とともに、その位置を少しずつ移動させる作業をいう。また外温が低いとか、その他の事情で定植ができないため、一時、苗の生育をおさえる目的で、この作業を行うこともある。