農業・園芸用語集

ゆ
●誘引(ゆういん) | ●有機質肥料(ゆうきしつひりょう) |
●有機態窒素(ゆうきたいちっそ) | ●有機農法(ゆうきのうほう) |
●有効水分(ゆうこうすいぶん) | ●雄ずい(ゆうずい) |
●雄性不稔(ゆうせいふねん) | ●癒合(ゆごう) |
誘引(ゆういん)
キュウリ・カボチャなど蔓性の野菜はもちろん、倒伏懸念のある作物は支柱を立ててひもなどでくくる。この作業を誘引という。
有機質肥料(ゆうきしつひりょう)
油粕・魚肥などのように、動植物質の肥料のこと。これに対して化学肥料を無機質肥料という。
有機態窒素(ゆうきたいちっそ)
複雑な窒素化合物は微生物の作用をうけて、アンモニア態または硝酸態になってから作物に吸収される。この窒素化合物を有機態窒素という。石灰窒素・尿素などがその例である。
有機農法(ゆうきのうほう)
安全で本物の農産物を作るため、農薬や化学肥料を使用しない土作りを重視した農法。最近有機農産物の表示基準が示された。ただ一般的には栽培に労力がかかり、反収も低いことから特定のグループや一定の条件のところに限られ、広範囲な普及は難しい。
有効水分(ゆうこうすいぶん)
土の中の水は、いろいろの形で存在しているが、作物に吸収利用されるのは主に毛管水だけで、これを有効水分という。
雄ずい(ゆうずい)
雄しべのこと。
雄性不稔(ゆうせいふねん)
葯や雄しべが退化し、花粉が機能的に不完全になることを雄性不稔という。この性質は一代雑種を採種する手段に用いられ、タマネギやニンジンの他、草花などの一代雑種でもこの性質が利用されている。
癒合(ゆごう)
植物では枝の切り口や接ぎ木した部分などの傷口が癒えてふさがること。動物では離れた皮膚、筋肉などが付くこと。